専門医が教える!月々1000円台から始める「コスパ最強サプリ骨活」
この記事の著者:整形外科専門医 金井研三
はじめに
こんにちは。「サプリで骨活」へようこそ。
サプリメントは、栄養が効率よく摂れるよう「凝縮」されているので、安価で効率よく骨活するのに優れています。
一方で、栄養の細かい数字を把握し比較しながら使いこなす必要があります。
メーカーや商品の種類もたくさんあり、どれも「この商品で骨密度が上がる」かのように書いてあってどれを選べばいいのかわからなくなりますよね。
今回は、専門医である金井が、エビデンスに基づいて「自分だったらどうするか」を解説していきます。
月々1000円台から始められる「サプリで骨活」の話、始めていきます。
メーカーの選定について
次の3点をチェックします。
➀歴史があり、かつ品質に関する不祥事がないメーカー
⇒商品の性質上、メーカーへの信頼が重要です。「長期間問題なく製造されているメーカー」を選びます。
②骨に専門性があり、出来れば国産メーカー
⇒自社で商品設計が出来る専門メーカーで、いざという時日本語で問い合わせ可能なメーカーを選びます。
③豊富な商品ラインナップ
⇒自分にあった商品(機能、形態)を選べるようラインナップが豊富なメーカーを選びます。
商品に求める栄養について
骨に対する食事療法の復習から
・いつからはじめる?
→早ければ早いほどよし。骨活の3本柱(食事、運動、薬)の中でも一番早く、極端に言えば子どものころからでも、是非思い立った日から取り組みましょう。
・何をどれくらい摂る?
→「カルシウムが300mg/日不足」「ビタミンDが8μg/日不足」が平均的に不足しているので、その補充を意識します。
カルシウムは単独では吸収率が悪い為、「吸収を促進する成分と一緒に摂取」する事を心がけましょう。ビタミンDや黒酢、マルトビオン酸などですね。
ビタミンDは脂溶性(油に溶ける性質)であり、体内の脂肪で貯蔵出来るので週単位で摂り貯めが可能です。
次いでタンパク質とビタミンK、さらに余裕がある人はマグネシウムやビタミンCとB群の摂取を意識すると良いでしょう。
ということで、まず
「毎日カルシウムを300mg、ビタミンDを8μg」付加する方法を考えます。
具体例 メーカーと商品の選び方
例えば、「ワダカルシウム製薬」はどうでしょう。
江戸時代から続く創業170年の老舗で、骨によいサプリに特化して国内で開発製造しています。製造不正のニュースは確認できません。
参照:ワダカルシウム製薬
多彩な商品を取り揃えており、栄養設計もしっかりしています。しっかりというのは、「私だったらこう設計する」に近しいという意味です。
医師として、推せるメーカーです。
実際の商品も見てみましょう。
私が商品を選定し、組み合わせて使い方を具体的に提案します。
・お料理カルシウム(1090円/袋 2025年11月現在)

お料理に混ぜるだけでカルシウムの底上げが可能です。無味無臭でいつものお料理に混ぜるだけでカルシウムの摂取量を増やすことが出来ます。
水に溶ける粉末なので錠剤が増えるのに抵抗がある人にもお勧めです。 商品はスティックタイプで30本入り、1本でカルシウムを300mg摂取することが出来ます。
・高濃度ビタミンD3(1480円/袋 2025年11月現在)

天然型ビタミンDを効率よく摂取出来る錠剤タイプのサプリメントです。天然型ビタミンDは医薬品である活性型ビタミンDに比べ「副作用リスクが少ない」「成分の摂り貯めが可能」という利点があります。
商品は錠剤タイプで60粒入り、1錠で天然型ビタミンDを60μg(2400IU)摂取することが出来ます。
・お料理カルシウムプレミアム(1380円/袋 2025年11月現在)
金井の一推しです。お料理カルシウムシリーズの中で、「マルトビオン酸カルシウム」を主成分とした商品です。コツコツグルメにも高配合されている成分です。

マルトビオン酸カルシウムは、はちみつに含まれるオリゴ糖酸で「カルシウムの摂取」「ミネラルの吸収を促進」「おなかの調子を整える」という特長があり単独で臨床研究も行われている機能性表示食品です。
参考:マルトビオン酸NAVI
商品は粉末タイプで126g入り、大さじ1杯(カルシウム350mg)で15回分です。
具体例 実践編
コースを例示します。一人分の栄養付加を考えて一月にかかる費用も計算します。
●コース1 お料理カルシウム + 高濃度vit.D3
最も安価で平易に効率よく栄養を底上げ出来るコースです。
・お料理カルシウムはどう使う?
高齢者でのカルシウム不足量は平均200-300mgですから、1本/日を目安に使用しましょう。朝か晩で1本、水溶性ですから水分の多い食事(スープやソース)に混ぜて摂取しましょう。
・高濃度ビタミンD3はどう使う?
天然型ビタミンDについては、どれくらい摂取するべきかエビデンスが十分でなく学会でも議論の分かれているところです。
脂溶性ビタミンは蓄積するので過剰摂取もよくないです。必要最低限で行くならば週1粒(60μg)で摂り貯めでもよいと思います。
個人的にはもう少し、週に3粒くらい(1日25μg=1000IUくらい)が安全で効果的ではないかと考えています。
・月々かかる費用(1人分)
1090円(お料理カルシウム、30本) + 300円(高濃度ビタミンD3、3粒×4週分) =1390円/月
●コース2 お料理カルシウムプレミアム + 高濃度vit.D3
ミネラル吸収を効率的にしてお腹の調子も整えるコースです。少食な方や、便秘をお持ちの方にもお勧めです。
・お料理カルシウムプレミアムはどう使う?
一日量は大さじ1杯(8.4g)を推奨します。カルシウムとして350mg摂取出来ます。酸味のあるソースやスープに入れる事で風味を活かせるのでお勧めです。朝夕2回4.2g(大さじ1/2杯程度)ずつ使用しましょう。
・高濃度ビタミンD3はどう使う?
コース1と同じく、週に3粒(1日25μg=1000IUくらい)を推奨します。
・月々かかる費用(1人分)
2760円(お料理カルシウムプレミアム2袋、大さじ1/2杯×朝夕×30日分) + 300円(高濃度ビタミンD3、3粒×4週分) =3060円/月
以上、専門医が考えた「サプリで骨活」です。一推しはコース2です。
上記を基本とし、他にもワダカルシウムではマグネシウムや機能性原料を含んだ商品が展開されています。興味のある方はチェックしてみてください。
コツコツグルメでは、マルトビオン酸に合う料理の開発経験があります。その経験を活かし公式ラインにてオリジナルレシピを定期的に配信する予定です。併せて参考にしていただければ幸いです。

骨活では、「知ること」「行動すること」「継続すること」が重要です。
この記事が皆さんの骨活にお役立て頂けると幸いです。

整形外科専門医

創業医師 金井 研三(かない けんぞう)
東京生まれ湘南育ちの射手座。
横浜市立大学医学部卒、臨床経験10年超の整形外科専門医。
専門は脊椎外科。急性期病院で多忙な日々を送り研鑽したのち、地域医療に携わる。
地域における超高齢化と骨粗鬆症の増加に強い危機感を抱き、現役医師として働く傍ら、骨粗鬆症予防専門の冷凍食品と情報提供サービス「コツコツグルメ」を開発。
「食から骨を守る」新しい仕組みづくりを通じて、SDGs目標3『すべての人に健康と福祉を』目標11『住み続けられるまちづくりを』の実現に貢献している。
日本の健康寿命を延ばし、骨折を減らして整形外科医の仕事をなくす――そんな未来を目指して、日々、啓発活動と臨床に取り組んでいる。